
価格帯 ¥408,000〜¥528,000(4件)
サイゴンは、1853年創業のフランスの老舗トランクメゾン「ゴヤール」を代表するハンドバッグです。1930年代、当時フランス領インドシナ(現ベトナム)のサイゴンに住んでいたフランス人紳士が、妻への贈り物としてゴヤールに特別注文したことが誕生のきっかけ。旅と優雅さを象徴するこのバッグは、約70年の時を経て2002年にメゾンのレギュラーコレクションとして復刻され、以来ゴヤールのアイコンバッグとして愛され続けています。
サイゴン最大の特徴は、トランク作りの伝統を受け継いだブナ材(ビーチウッド)のハンドルです。職人が一つ一つ手作業で削り出すウッドハンドルは、バッグ上部のフレーム部分にも同じブナ材が使われており、トランクの骨組みをそのままバッグに落とし込んだ構造。レザーで補強されたコーナー、トランク用のリベット(鋲)も配され、ゴヤールの170年以上にわたるトランク製作の技術が凝縮されています。
ボディには、ゴヤール独自の「ゴヤルディン・キャンバス」が使われています。1892年に2代目エドモン・ゴヤールが考案したこの素材は、リネンとコットンをベースに特殊なコーティングを施したもので、レザー以上の耐久性・耐水性・防腐性を備えながら、しなやかな風合いを持ちます。表面に描かれるシェブロン(杉綾)パターンは、下地の上から3回にわたってスクリーン印刷で色を重ねる技法で仕上げられ、この製造方法は門外不出の企業秘密とされています。
サイズ展開はミニとPMが現行の中心で、ストラクチャード(硬め・構築的)とスープル(柔らかめ・カジュアル)の2つの仕立てから選べます。ブラック、ブラウン、レッド、ネイビーなど11色の定番カラーに加え、毎シーズン限定カラーやマルケトリー(革の象嵌)仕様の特別エディションも展開。ゴヤールは公式サイトに価格を掲載しない方針のため、購入は直営店への来店が必要です。
ゴヤールはエルメスやルイ・ヴィトンと比べてブティック数が極めて少なく、広告も一切行わない「知る人ぞ知る」ブランドです。その希少性の一方で、偽造品の流通率が全ブランド中最悪水準(18.92%)という課題を抱えており、中古購入時の真贋鑑定は特に重要なモデルです。
| サイズ | 寸法 (W×H×D) | 重さ(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| サイゴン ミニ | 約20×15×7.5cm | 約242g(ソープル)/ 約350g(ストリュクチュレ) | スマホ・カード類・リップが収まるコンパクトサイズ。ストラップ付きで斜め掛け可能。デイリーのお出かけに |
| サイゴン PM | 約28×20×12cm | 約650g | 長財布・スマホ・ポーチが入る実用サイズ。ゴヤールのトランク技術が最も映えるサイズ |
かつてはMMサイズも存在していましたが、現在は廃番です。ミニは近年のコンパクトバッグブームで人気が急上昇しており、ストラクチャード仕様はブナ材の横木が入ったトランク風のフォルムが特徴的。スープル仕様はウッドフレームが省かれ、柔らかくカジュアルな印象になります。通勤や荷物が多い日にはPM、身軽に出かけたい日にはミニと使い分けるのが理想的です。
| 素材 | 登場年 | 質感 | 経年変化 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|
| ゴヤルディン・キャンバス | 1892年 | リネン×コットンにコーティング。しなやかで軽量 | 使い込むと色に深みが増し、独特の味わいが出る | サイゴンの定番。軽さと耐久性を両立したい方に |
| カーフレザー(グレインレザー) | — | 型押しのカーフスキン。上品なハリと光沢 | 使い込むと柔らかさが増し、光沢が深まる | オールレザーの高級感を求める方。6色展開 |
| スムースレザー | — | 滑らかで均一な質感。フォーマルな印象 | 色の深みが増す。傷がつきやすいが上質な艶が出る | フォーマルなシーンにも使いたい方 |
| エキゾチックレザー(クロコダイル) | — | 最高級。ポロサスまたはニロティカス | 独特の光沢が深まる | 最高峰を求める方。極めて限定的な生産数 |
サイゴンの大半はゴヤルディン・キャンバス×カーフレザートリムの組み合わせです。ゴヤルディンはレザーより軽量で耐水性が高く、日常使いに適しています。レザーのみの仕様はPMサイズで展開されており、キャンバスより重厚感がありますが価格帯も上がります。ウッドハンドルとウッドフレームは全仕様共通で、素材を問わずサイゴンのアイデンティティです。
お手入れ: ゴヤルディン・キャンバスは耐水性に優れていますが、長時間の水濡れは避けてください。日頃は柔らかい布で軽く拭くだけで十分です。ウッドハンドルは湿気に弱いため、保管時は風通しの良い場所で。ブナ材に直接クリームを塗る必要はありませんが、レザー部分には素材に合った革用クリームを使い、目立たない箇所で試してから全体に塗布するのがおすすめです。
サイゴンの金具はシルバーカラーのパラジウムメッキが標準です。ゴヤルディン・キャンバスの控えめな色味と、ブナ材のナチュラルな木目との調和を重視した仕上げになっています。
人気カラー(中古市場の取引動向に基づく):
ゴヤルディン・キャンバスの定番は11色(ブラック、ブラウン、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、スカイブルー、ネイビー、バーガンディ、ホワイト、グレー)。毎シーズン限定カラーも展開されており、2026年春夏はポーラーブルー、メドウグリーン、ブルーベリーバイオレット、パウダーピンクの4色が登場しています。
ゴヤールのバッグにはシリアルナンバーが刻印されています。エルメスの年号刻印とは異なり、ゴヤールのシリアルは3文字のアルファベット+6桁の数字で構成されています。
シリアルナンバーはレザー部分に熱刻印(ホットスタンプ)されており、サンセリフ体の細い文字で刻まれます。印刷やインクではなく、革に直接押し込まれている点が本物の特徴です。ただし、近年はシリアルナンバーの偽造も巧妙化しているため、シリアルだけでは真贋判定の根拠にはなりません。
ゴヤールは公式サイトに価格を掲載しない方針のため、以下は直営店での確認情報および信頼できる情報源に基づく参考価格です。サイゴンPM(ゴヤルディン・キャンバス)の推移:
| 年 | 参考定価(税込・目安) | 前年比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 約700,000円 | — | — |
| 2023年 | 約840,000円 | +約20% | 2023年に全製品大幅値上げ |
| 2024年 | 約840,000円 | 据え置き | 2024年は価格改定なし |
| 2025年 | 約920,000〜1,010,000円 | +約10〜15% | 2025年2月改定で平均10〜15%上昇 |
| 2026年 | 要確認 | — | 2026年の改定情報は未確認。直営店に問い合わせ推奨 |
ゴヤールは2023年に全ラインナップで約20%の大幅値上げを実施し、2025年2月にも平均10〜15%の改定を行いました。サイゴンはゴヤールの中でも高価格帯に位置しており、PMのゴヤルディン仕様で約90〜100万円前後、ミニで約60〜70万円前後が目安です(2025年時点)。ストラクチャード仕様やオールレザー仕様はさらに高くなります。正確な現行価格は直営店(伊勢丹新宿、日本橋高島屋など)への問い合わせが必要です。
clebagでは、世界的に採用されているAI鑑定システム(鑑定精度99.86%)と、ハイブランド鑑定に精通した専門鑑定士を併用した真贋鑑定体制を構築しています。ゴヤールは全ブランド中最も偽造品の流通率が高い(18.92%)ブランドであり、ゴヤルディン・キャンバスのシェブロンパターンの印刷精度、シリアルナンバーの刻印品質、ウッドハンドルの仕上げ、レザートリムの品質を重点的に確認。機械と人の目の両方で判定することで、目視のみでは見抜きにくい精巧な偽造品にも対応します。
万が一鑑定不合格と判定された場合は全額返金を保証しているため、安心してお取引いただけます。
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