フェラガモ(Ferragamo)

フェラガモFerragamo

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フェラガモ(Ferragamo)とは

フェラガモは、1898年に南イタリア・ボニートで生まれた靴職人サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo, 1898–1960)を起源とする、イタリア・フィレンツェ発のラグジュアリーメゾンです。9歳で最初の靴を仕立てたサルヴァトーレは、1914年に渡米。1923年にハリウッド大通りに「ハリウッド・ブート・ショップ」を構え、ルドルフ・ヴァレンチノ、グロリア・スワンソン、ジョーン・クロフォード、クララ・ボウら銀幕スターのオーダーを受け、「ハリウッドの靴職人(Shoemaker to the Stars)」と呼ばれるようになりました。

1927年、より高品質な生産体制を求めて故郷イタリアに帰国。フィレンツェのヴィア・マンネッリにアトリエを構え、職人技を活かした製靴ビジネスの基盤を築きます。1960年にサルヴァトーレが急逝した後は、妻ワンダ・ミレッティ・フェラガモ(Wanda Miletti Ferragamo, 1921–2018)が39歳で経営を引き継ぎ、靴のみだったブランドをアパレル・レザーグッズ・シルク・フレグランス・ホスピタリティへと拡張。長女フィアンマ(Fiamma)が1978年に発表した「ヴァラ(Vara)」パンプスは、グログランリボンのアクセントが象徴的なメゾンの定番となりました。バッグ金具やプリントモチーフとして1969年に登場した「ガンチーニ(Gancini)」も、ブランドのシグネチャーとして定着しています。

2018年には当時シューズデザイナーだったポール・アンドリュー(Paul Andrew)がウィメンズ・クリエイティブディレクターに就任し、最初のシグネチャーバッグ「スタジオ(Studio)」をプレフォール2018で発表。創業者の最初の店舗「ハリウッド・ブート・ショップ」へのオマージュを込めたデザインで、ガンチーニ金具を現代的に再解釈しました。2022年3月、英国出身のマキシミリアン・デイビス(Maximilian Davis)がクリエイティブディレクターに就任。グラフィックデザイナーのピーター・サヴィルとともにロゴを「FERRAGAMO」へと刷新し、メゾンレッドを基軸にミニマルで現代的な世界観を再構築しています。2023年秋冬コレクションでは、抱擁の所作から着想した新アイコンバッグ「ハグ(Hug)」をデビューさせ、新しい時代のフェラガモを体現しました。

clebagでは、ヴァラ、ガンチーニ、ハグ、スタジオなどフェラガモの主要バッグラインを取り扱っています。フェラガモはAI鑑定システム(Entrupy)が未対応のため、AACD(日本流通自主管理協会)加盟の国内専門鑑定士による手動鑑定を実施。縫製・金具刻印・革質・ファスナー仕上げなどフェラガモ特有のディテールを多角的に検査し、鑑定不合格の場合は全額返金を保証しています。

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ブランドの歴史

フェラガモの125年以上の歴史は、ハリウッドのスターたちを足元から支えた職人技に始まり、フィレンツェを拠点とする総合ラグジュアリーメゾンへと進化してきました。

  • 1898年 — 創業者サルヴァトーレ・フェラガモが南イタリア・ボニートで誕生(6月5日)
  • 1914年 — 16歳で渡米。サンタバーバラの兄たちのもとで靴職人として働き始める
  • 1923年 — ハリウッド大通りに「ハリウッド・ブート・ショップ」を開業。銀幕スターのオーダーメイドを多数手がける
  • 1927年 — イタリアに帰国し、フィレンツェ・ヴィア・マンネッリにアトリエを設立
  • 1940年 — 創業者サルヴァトーレ自身がワンダ・ミレッティと結婚(注:本人の結婚式靴)
  • 1947年 — 米国ニーマン・マーカス賞を受賞。靴デザイナーとして史上初の受賞者となる
  • 1950年代 — ガンチーニ(Gancini)モチーフの原型がメタルパーツとして使われ始める
  • 1960年 — サルヴァトーレ・フェラガモ死去。妻ワンダが39歳で経営を引き継ぐ
  • 1969年 — ガンチーニがハンドバッグの留め具として正式採用され、以降ブランドアイコンに
  • 1978年 — 長女フィアンマ・フェラガモが「ヴァラ(Vara)」パンプスを発表。グログランリボンが象徴に
  • 2018年 — ウィメンズ・クリエイティブディレクター ポール・アンドリューが「スタジオ(Studio)」バッグを発表(5月15日、プレフォール2018)
  • 2022年 — マキシミリアン・デイビスがクリエイティブディレクターに就任(3月)。ロゴを「FERRAGAMO」へ刷新
  • 2023年 — 2023年秋冬コレクションで新アイコンバッグ「ハグ(Hug)」を発表

ワンダ・ミレッティ・フェラガモは2018年に97歳で逝去するまで名誉会長を務め、靴専業から総合ラグジュアリーへの転換を主導しました。現在はマキシミリアン・デイビスのもと、創業者のアーカイブを再解釈する若い世代のメゾンとして再評価が進んでいます。

代表モデル比較

モデル誕生年特徴価格帯(参考)
ヴァラ(Vara)1978(パンプス)/バッグ展開はその後グログランリボン×ゴールドプレートのリボン金具を冠したライン。バッグはショルダー・カメラ・トップハンドル等で展開ショルダー: 約9〜13万円/トップハンドル: 約12〜18万円
ガンチーニ(Gancini)1969(バッグ金具として)「小さなフック」を意味するメゾンのアイコン金具。トップハンドル・ショルダー・ミニバッグなどに展開ミニショルダー: 約14〜20万円/トップハンドル: 約25〜35万円
ハグ(Hug)2023(FW2023)抱擁の所作から着想。前面パネルを2本のストラップが両側から「抱きしめる」構造。1点あたり約5時間の手仕事Small: 約45万円/Medium: 約53万円(USD換算ベース)
スタジオ(Studio)2018(ポール・アンドリュー就任後初のシグネチャー)長方形のグラフィカルなシルエットにガンチーニ金具を配したトップハンドル/ショルダー。Box型・Soft型の2系統Box型: 約20〜45万円/Soft型: 約30〜45万円

価格帯は素材(カーフ/スエード/パテント/エキゾチック)・サイズ・カラー・販売チャネルにより変動します。スタジオはBox(剛性のある箱型)とSoft(柔らかい構造)でラインが分かれ、ハグもポーチ/ミディアム/スモールの3展開となっています。

ブランドの素材・特徴

素材特徴主な用途
スムースカーフスキン(Smooth Calfskin)艶やかで均一な発色。フェラガモの定番素材で、ガンチーニ金具やヴァラリボンの存在感を引き立てるヴァラ/ガンチーニ/ハグ/スタジオの定番
スエード(Suede)マットで深みのある質感。秋冬シーズンや限定カラーで採用されやすいヴァラ・ガンチーニの一部・限定ライン
パテントレザー(Patent)強い光沢と発色。ヴァラやガンチーニのドレッシーな表情を生むヴァラ・ガンチーニの一部・パンプス
グログラン(Grosgrain)リボン畝のあるリブ織りのリボン。ヴァラの象徴。元々はアトリエの端材から偶然生まれたディテールヴァラのリボン部分
エキゾチックレザークロコダイル・パイソン等の希少素材。限定ラインやアーカイブ復刻で採用限定モデル・ハイエンドライン

フェラガモは創業者サルヴァトーレが「履き心地と美しさの両立」を哲学に掲げており、革のなめし・裁断・縫製の各工程で厳格な基準を維持。フィレンツェのアトリエを中心に、熟練職人が手作業で仕上げる工程が現在も製品の核となっています。

真贋・鑑定のポイント

フェラガモは1980年代以降、真贋判定の手がかりとなるシリアルナンバーを採用しています。主なチェックポイントは以下。

  • 内側レザータグの刻印 — 「Salvatore Ferragamo / Made in Italy」と固有のシリアルナンバーが刻印される。文字の太さ・深さが均一で、スペルミスや滲みがあるものは要警戒
  • 金具のロゴ刻印 — ファスナー・バックル・ガンチーニ留め具にすべて「Salvatore Ferragamo」の刻印あり。エッジが滑らかで、彫りが鮮明であること
  • ヴァラのリボン金具 — グログランリボンの根元に取り付けられたメタルプレート。書体・彫りの深さ・メッキの質感を確認
  • 縫製の均質性 — フェラガモはステッチピッチが細かく均一。1目ずつのテンションが揃っており、糸の浮きや乱れがないこと
  • 革質と発色 — カーフは均質なグレインで、不自然なツヤや厚塗り感のあるコーティングは偽造のサイン
  • 付属品との整合 — オーセンティシティカード/保存袋のロゴ表記が、購入時期のロゴデザインと一致するか(2022年以降は新ロゴ「FERRAGAMO」)

フェラガモは時期によってタグ仕様・ロゴ表記が更新されているため、年代の推定と整合チェックが鑑定の重要ポイントとなります。

中古市場での評価

フェラガモの中古市場は、長らく定番モデル中心に安定した相場を形成してきました。近年はマキシミリアン・デイビス就任後の現代化により、若年層・新規顧客の流入が進み、ブランド全体の市場活性度が高まっています。

  • ヴァラ — パンプス/バッグともに長年の定番。リボン金具のメッキ状態とグログランリボンのほつれ有無が査定の鍵
  • ガンチーニ — シグネチャー金具の認知度が高く、世代を超えて需要が安定。トップハンドル・ミニショルダーが特に人気
  • ハグ — 2023年デビューの新アイコン。発売後まだ年数が浅く中古流通量は限定的だが、新規需要が強い
  • スタジオ — Box型は構造の特異性で記憶に残りやすく、コレクター需要あり。Soft型は実用性で底堅い
  • カラー別 — メゾンレッド/ブラック/ベージュ系の定番3色が相場安定。デイビス就任後の限定カラーは将来的なプレミア化に注目

フェラガモはエルメス・シャネルのような「定価超えリセール」が起きるブランドではありませんが、定番モデルの美品は安定した中古相場を維持。デイビス体制下のリブランディングが進むにつれ、アーカイブ的価値も高まりつつあります。

フェラガモの豆知識

ヴァラのリボンは「偶然」生まれたディテール
1978年、創業者の長女フィアンマ・フェラガモがヴァラのプロトタイプを制作する際、最終的にはレザー製のリボンを取り付ける予定でした。しかしアトリエにあったグログランの端材を仮で乗せたまま伝達ミスが発生し、そのままグログランリボンが採用されたと伝えられています。この「偶然」が、メゾンを代表するアイコンへと発展しました。
ガンチーニという名前の由来
「ガンチーニ(Gancini)」はイタリア語で「小さなフック」を意味します。「Gancio(フック)」に縮小辞「-ino」をつけ、複数形「-i」で終わらせた語形。フェラガモ本社が入るフィレンツェのスピーニ・フェローニ宮殿の鉄製門扉から着想を得たとも言われています。バッグの留め具として正式に登場したのは1969年で、以降ハンドバッグ・ベルト・シューズ・スカーフプリントへと展開されました。
スタジオは新世代を代表する2018年生まれの新ライン
スタジオバッグは、2018年5月15日、当時ウィメンズ・クリエイティブディレクターに就任したポール・アンドリュー(Paul Andrew)が発表した、彼の最初のシグネチャーハンドバッグです。長方形のグラフィカルなシルエットにガンチーニ金具を配したデザインで、創業者サルヴァトーレが1923年に開いたハリウッド・ブート・ショップ(同年に95周年)へのオマージュとして企画されました。ヴァラ・ガンチーニに続く比較的新しいアイコンラインとして、現在も展開が続いています。

clebagの鑑定体制

フェラガモは、世界的に普及するAI鑑定システム(Entrupy)の対象ブランドにまだ含まれていないため、clebagではAACD(日本流通自主管理協会)加盟の国内専門鑑定士による手動鑑定を実施しています。フェラガモの真贋判定で重要となる、内側レザータグの刻印精度、シリアルナンバーの整合、ガンチーニ金具・ファスナーのロゴ刻印、グログランリボンの仕上げ、縫製のテンションなどを多角的に検査。年代ごとのタグ仕様・ロゴ更新(2022年以降の新ロゴ「FERRAGAMO」を含む)にも対応した上で総合判定します。

万が一鑑定不合格と判定された場合は全額返金を保証しているため、安心してお取引いただけます。

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