ルメール(Lemaire)

ルメールLemaire

0件の出品

ルメール(Lemaire)とは

ルメールは、1991年にフランス人デザイナー、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire, 1965年生)が自身の名を冠して立ち上げたパリのファッションブランドです。クリストフ・ルメールはクリスチャン・ラクロワ、イヴ・サンローラン、ティエリー・ミュグレーでアシスタント経験を積んだ後、1991年に独立。1990年代を通して自身のブランドを運営しながら、2001年にはフランスの老舗ラコステ(Lacoste)のクリエイティブディレクターに就任し、ポロシャツの代名詞とされていたプレッピーなブランドイメージを、ストリート要素と現代的なシルエットで刷新したことで国際的に評価されました。

ラコステで10年間の実績を積んだ後、2010年6月にエルメス女性プレタポルテのアーティスティック・ディレクターに就任。ジャン=ポール・ゴルチエの後任という重責を担い、4年間にわたってエルメスの女性ウェアにミニマルで洗練された佇まいを与えました。2014年10月、エルメスでの最終コレクションを発表した後、自身のブランドに専念するために退任。同年、公私のパートナーであるサラ=リン・トラン(Sarah-Linh Tran)を共同クリエイティブディレクターとして迎え、ブランドを「LEMAIRE」として再構築。シンプルで時代を超える洋服づくりという哲学を明確に打ち出しました。

2015年には日本のユニクロとのコラボレーション「Uniqlo and Lemaire」が世界的なヒットとなり、2016年からはユニクロのパリR&Dセンターのアーティスティック・ディレクターとして「Uniqlo U」ラインを統括。マスマーケットへの影響力を獲得しながら、自社ブランドではミニマリズムと素材の質感を極めた服づくりを続け、近年は「クワイエット・ラグジュアリー」潮流の代表格として位置付けられています。売上は2019年の約12百万ユーロから急成長し、2024年には100百万ユーロ(約100億円)を突破。独立系デザイナーズブランドの中でも稀有な成長軌道を描いています。

clebagでは、クロワッサン(Croissant)、ソフトゲームバッグ(Soft Game Bag)、スカーフバッグ(Scarf Bag)、ギアバッグ(Gear Bag)など、ルメールのアイコンバッグを取り扱っています。ルメールは現時点でAI鑑定機(Entrupy)の対応ブランドではないため、clebagではAACD(日本流通自主管理協会)加盟の国内専門鑑定士による手動鑑定を実施。控えめなロゴ刻印、内側タグ、縫製、金具、素材の質感を多角的に検査し、鑑定不合格の場合は全額返金を保証しています。

モデルから探す

出品一覧

0

現在出品がありません

ブランドの歴史

ルメールは創業から30年以上を経て、デザイナー個人ブランドから、クワイエット・ラグジュアリーを牽引する独立系ブランドへと変貌を遂げました。クリストフ・ルメールが他メゾンで磨いたミニマルな美学が、自身のブランドに結実しています。

  • 1991年 — クリストフ・ルメールが自身の名を冠したブランドを立ち上げ。クリスチャン・ラクロワ、イヴ・サンローラン、ティエリー・ミュグレーで研鑽を積んだ後の独立
  • 2000年 — 個人ブランドを一時休止
  • 2001年 — ラコステ(Lacoste)のアーティスティック・ディレクターに就任。プレッピーなブランドイメージにストリート要素と鮮やかな色彩を導入し、ブランドを刷新
  • 2002年 — 春夏コレクションを経て正式にラコステのクリエイティブディレクターに就任
  • 2010年6月 — エルメス女性プレタポルテのアーティスティック・ディレクターに就任。ジャン=ポール・ゴルチエの後任として、ミニマルで洗練された美学をエルメスの女性ウェアに導入
  • 2010年9月 — ラコステを正式に退任。後任はフェリペ・オリヴェイラ・バプティスタ
  • 2014年10月 — エルメスでの最終コレクションを発表し退任。自身のブランドに専念
  • 2014年 — サラ=リン・トランを共同クリエイティブディレクターとして迎え、「LEMAIRE」ブランドを再構築。シンプルで時代を超える洋服づくりという哲学を明確に打ち出す
  • 2015年 — 日本のユニクロとのコラボレーション「Uniqlo and Lemaire」を発表。秋冬コレクションは世界的なヒットとなり、複数都市の店舗で即完売
  • 2016年6月 — ユニクロのパリR&Dセンターのアーティスティック・ディレクターに就任。「Uniqlo U」ラインを統括
  • 2019年〜2024年 — クワイエット・ラグジュアリー潮流に乗り急成長。売上は2019年の約12百万ユーロから2020年20百万ユーロ、2021年26百万ユーロを経て、2024年には100百万ユーロ(約100億円)を突破

近年はバッグカテゴリーが特に注目されており、クロワッサンを筆頭にアイコンモデルが世界中で品薄状態。日本市場ではGINZA SIXなど都内有名店が希少な取扱店となっており、新品の入手難度が中古市場の活況を支えています。Y/Projectをはじめ多くの独立系デザイナーズブランドが2024年前後に経営難に陥った中で、ルメールが二桁成長を続けたことは、業界内でも特筆すべき事例として注目されています。

代表モデル比較

モデル 登場時期 特徴 価格帯(2026年・参考)
クロワッサン(Croissant) 近年(2020年代) フランス菓子クロワッサンから着想した曲線的な三日月型シルエット。ソフトナッパ/ソフトグレインドレザーの彫刻的フォルム。Small/Medium/Large の3サイズ展開 Small: 188,100円/Medium: 224,000円/Large: 264,000円
ソフトゲームバッグ(Soft Game Bag) 近年 中綿入りナイロンキャンバス/撥水コーティングコットン。ユニセックスの大ぶりなトート/ショルダー。Small/Medium/Large 展開 サイズ・素材により概ね 70,000〜130,000円台
スカーフバッグ(Scarf Bag) 近年(最近の追加) スカーフ(ネッカチーフ)の柔らかな襞から着想した三角形シルエット。シャイニーナッパレザー、ハンド/ショルダー/クロスボディの3WAY Small: 約1,295 USD相当(国内 約190,000〜220,000円)
ギアバッグ(Gear Bag) 近年 ヴィンテージの工具袋から着想したモジュラーデザイン。コンパクトショルダーから大型のSoft Gear Tote、Week-end Gear Bagまで幅広い展開 サイズ・仕様により概ね 80,000〜200,000円台

価格は仕様・素材・カラー・販売時期によって変動します。特にクロワッサンは生産数が限られ、定番カラーは入荷即完売となるケースが多く、中古市場でもプレミアムが乗りやすいモデルです。クロワッサンは「フォーチュン・クロワッサン(Fortune Croissant)」「クロワッサン FILT」など派生ファミリーも展開されており、素材違い(コーティングコットン、ヌバック等)も含めると選択肢は広範です。

ブランドの素材・特徴

素材・要素 特徴 主な用途
ソフトナッパレザー(Smooth/Shiny Nappa) 羊革(シープスキン)ベース。滑らかで光沢のある仕上がり。柔らかな膨らみを表現するのに適する クロワッサン、スカーフバッグ
ソフトグレインドレザー シボのある柔らかい牛革。マットで落ち着いた表情 クロワッサン他レザーバッグ
撥水ナイロンキャンバス 中綿入りで耐久性と機能性を両立。マットな質感でユニセックスに使える ソフトゲームバッグ、ギアバッグ
撥水コーティングコットン コットンベースに撥水加工。軽量でカジュアル ソフトゲームバッグ(小型)
ヴェジタブルタンドレザー 植物タンニンなめしの革。経年変化で深い色合いに育つ 一部のレザー小物・バッグ
ミニマルなロゴデザイン 外装に大きなロゴを配さない。控えめな刻印・タグのみで識別 全製品共通
ユニセックス設計 多くのバッグが性別を問わず使えるデザイン・サイズ感 ソフトゲームバッグ、ギアバッグ等

ルメールの製品は、主にスペイン・イタリア・フランス・ポルトガルなどヨーロッパで生産されています。素材選定と仕立ての品質を重視しつつ、過剰な装飾を排した「ミニマリズム × 機能性」の設計思想が一貫しています。

真贋・鑑定のポイント

ルメールはハイブランド系(エルメス/シャネル等)と比較すると偽造品の流通量は少ないものの、近年の人気上昇に伴ってコピー品が出回るようになっています。主なチェックポイントは以下。

  • 控えめなロゴ・刻印 — 外装に大きなロゴを置かないのがルメールの哲学。本物の刻印は浅く繊細に施され、書体(小文字中心の細身のサンセリフ)が均一。偽物は刻印が深すぎたり、文字間隔が不自然なケースがある
  • 内側タグ・ブランドタグ — 内側に縫い込まれたブランドタグの素材感、印字(または刺繍)の精度、縫い止めの均質性を確認。本物は細部の処理が丁寧で、糸のほつれや浮きがない
  • 縫製の均質性 — ステッチピッチが一定で、ねじれや段差がない。クロワッサンのような曲線的なシルエットでは、特に縫製のラインが滑らかに連続しているかが重要
  • 金具の品質 — ジッパー、Dカン、ストラップ金具の仕上げ。本物はメッキの色調・厚みが均一で、刻印(ある場合)が鮮明
  • 素材の質感 — ナッパレザーの光沢の出方、シープレザー特有の柔らかさ、ナイロンキャンバスの織り目密度。偽物は素材ランクの違いが触感で判別できる場合が多い
  • シリアル/プロダクトコード — 内側タグや付属品に記載される品番(例: BR520, MU096 等)が正規品の体系と整合するか

ルメールはモデル数が比較的限られているため、正規品の体系を熟知した鑑定士であれば、ディテールの総合判定で精度の高い鑑定が可能です。

中古市場での評価

ルメールはクワイエット・ラグジュアリーの潮流に乗り、2020年代に入ってから日本市場での人気が急上昇しています。特にクロワッサンバッグは入荷即完売が常態化しており、中古市場でも安定した相場を形成しています。

  • クロワッサン — Small/Medium/Large の全サイズで需要が強く、定番色(ブラック、ダークチョコレート、オフホワイト等)の美品は中古でも定価の60〜80%水準を維持。GINZA SIXなど東京の一部店舗が希少な国内取扱店で、新品の入手難度が中古相場を支えている
  • ソフトゲームバッグ — ユニセックスの実用性で安定需要。ナイロンキャンバスの大型サイズは流通量も比較的あり、相場は定価の50〜70%水準が中心
  • スカーフバッグ — 比較的新しいモデルで、中古市場での蓄積はまだ少ない。希少性により定価近辺で取引されるケースもある
  • ギアバッグ — モジュラー的なデザインで実用性重視のユーザー層に支持されており、安定した中古需要
  • カラー別 — ブラック、ダークチョコレート、オフホワイト、トープ系などの定番色が最も相場が安定。シーズン限定色は希少性プレミアが乗ることがある

日本は世界的に見てもルメールバッグの需要が強い市場の一つで、海外バイヤーが日本国内で買い付けるケースも見られます。新品の入荷数が限られているため、中古市場が買い手にとって重要な選択肢となっています。

ルメールの豆知識

クリストフ・ルメール夫妻のキャリア
ブランドを率いるのはクリストフ・ルメールと、公私のパートナーであるサラ=リン・トランの夫妻。クリストフは1991年に自身のブランドを立ち上げた後、ラコステ(2001-2010)、エルメス女性プレタポルテ(2010-2014)と老舗メゾンのクリエイティブを歴任。2014年にエルメスを退任すると同時に、サラ=リン・トランを共同クリエイティブディレクターとして迎え、ブランドを「LEMAIRE」として再出発させました。トランはブランドイメージとウィメンズシルエットの方向性を統括しており、二人の協働がルメールの世界観を支えています。
エルメス時代の影響
クリストフ・ルメールがエルメスの女性プレタポルテを率いた4年間(2010-2014)は、彼自身のブランドにも大きな影響を与えました。素材の質感を最大限に活かす仕立て、過剰な装飾を排したミニマルな佇まい、そして「派手なロゴに頼らず服そのものの美しさで語る」という哲学は、エルメスでの経験を経て一段と研ぎ澄まされ、現在のLEMAIREブランドの中核を形作っています。クワイエット・ラグジュアリーが時代のキーワードとなった2020年代に、ルメールが代表格として位置付けられているのは偶然ではなく、20年以上にわたる一貫した美学の蓄積によるものです。
Uniqlo U とのコラボの意図
2015年に始まった「Uniqlo and Lemaire」は、2回のシーズンコレクションを経て2016年に常設ライン「Uniqlo U」へと発展。クリストフ・ルメールはユニクロのパリR&Dセンターのアーティスティック・ディレクターに就任し、ユニクロのプロダクト全体に「LifeWear」哲学とミニマルなデザインを浸透させてきました。一見、自社のラグジュアリー路線と相反するように見えるマスマーケットへの参画ですが、「良い服を多くの人に届けたい」というルメールの思想と、ユニクロの「LifeWear」が一致した結果。両ブランドの顧客層を重複させすぎない価格設計と、別ブランドとしての明確な棲み分けによって、両立を実現しています。

clebagの鑑定体制

ルメールは現時点でAI鑑定機(Entrupy)の対応ブランドではないため、clebagではAACD(日本流通自主管理協会)加盟の国内専門鑑定士による手動鑑定を実施しています。縫製の品質、金具の仕上げ、控えめなブランド刻印、内側タグの精度、シリアル/プロダクトコードの整合性、ナッパレザーやナイロンキャンバスなど素材の質感を多角的に検査します。

万が一鑑定不合格と判定された場合は全額返金を保証しているため、安心してお取引いただけます。

このブランドのバッグを売りませんか?

全品鑑定付き。買取保証で安心して出品できます