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ジバンシィは、1952年にユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy, 1927–2018)がパリ・プレーヌ・モンソーに開いたクチュールメゾンです。創業当初から白いコットンブラウス「ベッティナ・ブラウス」やセパレーツの提案でクチュール界に新風を吹き込み、エレガンスとモダニティを両立させたフレンチ・ラグジュアリーの一翼を担ってきました。1988年にLVMHグループ傘下に入り、現在まで同グループの主要メゾンの1つとして位置付けられています。
ジバンシィの歴史と切り離せないのが、女優オードリー・ヘプバーンとの生涯にわたるコラボレーションです。1953年に映画『麗しのサブリナ』(1954年公開)の衣装制作のために初対面し、以降ヘプバーンの私服・スクリーン衣装の多くをジバンシィが手がけました。『ティファニーで朝食を』のリトル・ブラック・ドレスをはじめ、20世紀の女性像を象徴する数々のスタイリングを生み、ジバンシィは「エレガンスの代名詞」としての地位を確立します。
2005年2月にリッカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)がクリエイティブディレクターに就任し、ジバンシィは大きく変貌を遂げました。ゴシック、ストリート、宗教的アイコノグラフィー、ロットワイラーやバンビのプリントを取り入れたティッシ期は、ハイファッションとストリートウェアの融合を体現し、メゾンを再びグローバルな注目の中心に押し上げます。バッグでも「ナイチンゲール」(2006)、「パンドラ」(2009)、「アンティゴナ」(2010、2011 A/W発表)を相次いで発表し、いずれもイットバッグとして時代を象徴しました。
ティッシ期に続き、2017年にはクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が女性として初の同職に就任、2020 Pre-Fallで「アンティゴナ ソフト」を発表し、メーガン・マークル妃のウエディングドレスでも知られる繊細でモダンなクチュールに回帰させます。2020年にマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)が後任となりアンティゴナ ソフトをパドロック付きで再解釈、2024年9月にはサラ・バートン(Sarah Burton)が新クリエイティブディレクターに就任し、2025年3月のパリコレで初コレクションを発表しました。アンティゴナはこの間、歴代ディレクターによって繰り返しモダナイズされ、ジバンシィの「現役のヘリテージ」として更新され続けるロングセラーとなっています。
clebagでは、現行ラインの「アンティゴナ」「アンティゴナ ソフト」、ティッシ期のアイコンである「パンドラ」「ナイチンゲール」を中心に取り扱っています。すべての出品について、AI鑑定システム(精度99.86%)と専門鑑定士の二重体制で真贋を確認。LVMH準拠のシリアルコード、メイド・イン・イタリーの刻印、ハードウェアの仕上げ、レザーの質感などジバンシィ特有のディテールを重点的にチェックし、鑑定不合格の場合は全額返金を保証しています。
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価格帯
ジバンシィの70年以上にわたる歴史は、創業者ユベール・ド・ジバンシィが築いたエレガンスの系譜と、歴代クリエイティブディレクターによる革新の積層です。創業者期、ティッシ期、ポスト・ティッシ期という3つの大きなフェーズで、メゾンのアイデンティティが再定義されてきました。
ジバンシィは、創業者ユベールが体現したオートクチュールのエレガンスと、ティッシが切り拓いたストリートとの融合という二極を併せ持つ、稀有なメゾンです。サラ・バートン期において、その両極を新しい統合として再構築する動きが進行しています。
| モデル | 誕生年 | 特徴 | サイズ展開/価格帯(参考・国内) |
|---|---|---|---|
| アンティゴナ(Antigona) | 2010 | ティッシ期を代表する台形シルエットのトップハンドルバッグ。ペンタゴン型のレザーパッチに「GIVENCHY」のデボス。スムースカーフ/グレインゴート革を展開。リッカルド・ティッシによるデザイン | ミニ/スモール(28×24.5×16cm)/ミディアム(40×28×20cm)。スモール約25万円前後、ミディアム約30万円台 |
| アンティゴナ ソフト(Antigona Soft) | 2020 Pre-Fall | アンティゴナ10周年を機にクレア・ワイト・ケラーが発表。柔らかいスラウチーシルエットに、ターンロック金具のサイドストラップで形状変化が可能。マシュー・M・ウィリアムズ期にモノグラム・パドロック追加 | スモール/ミディアム/ラージ。ミディアム約35万円前後 |
| パンドラ(Pandora) | 2009 | 箱型のボディに斜めに走るダブルジップが象徴。ティッシ期の中核アイコン。ペブルレザーが定番素材。ボックス型シルエットでショルダー/クロスボディ可 | スモール/ミディアム/ラージ。中古中心(生産事実上終了) |
| ナイチンゲール(Nightingale) | 2006 F/W | ティッシ初期のイットバッグ。柔らかなドクターズバッグ型シルエットで、Olsen姉妹・Hilary Duff・Vanessa Hudgens・Ashley Tisdale等が着用 | スモール/ミディアム/ラージ。中古中心(過去モデル) |
価格帯は2025〜2026年時点の国内参考定価(税込・概算)。素材・サイズ・カラー・季節限定仕様により価格は変動します。パンドラとナイチンゲールはティッシ期の生産が中心で、現在は中古市場での流通が主体です。アンティゴナは2010年の発表以来、歴代クリエイティブディレクター(ケラー/ウィリアムズ/バートン)の解釈で更新され続けるロングセラーで、サラ・バートンは2025 Fallで再びアンティゴナをモダナイズして話題となりました。
アンティゴナの主要サイズと採寸の目安は以下の通り。実寸はミリ単位で個体差があるため、参考値として確認してください。
アンティゴナ ソフトはスモール・ミディアム・ラージの3サイズで、サイドのターンロックストラップを開閉することでシルエットを構築的にも柔らかくも変化させられる仕様です。
| 素材・特徴 | 登場・特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| スムースカーフスキン(Smooth Calfskin) | 仔牛革。光沢のある滑らかな表情でフォーマル寄り。傷が目立ちやすいが上品な発色が特徴 | アンティゴナ・アンティゴナ ソフトの定番 |
| グレインゴートスキン(Grain Goatskin) | 山羊革。細かいシボがあり、傷が目立ちにくく軽量。耐久性が高く日常使いに向く | アンティゴナ ミニ・スモールの主力 |
| ペブルレザー(Pebble Leather) | 柔らかく不規則なシボのある革。手に馴染みやすくカジュアル寄り。経年で味わいが深まる | パンドラの定番、ナイチンゲール |
| 4Gエンブレム | 2003年に4つのGを組み合わせて生まれた幾何学的シグネチャー。ハードウェアやキャンバスに展開 | 金具・キャンバス地・スカーフ等 |
| ペンタゴン型レザーパッチ | アンティゴナの正面に配される五角形のレザーパッチ。「GIVENCHY」のデボス(型押し)が施される | アンティゴナ全サイズ |
| ターンロック金具 | アンティゴナ ソフトのサイドストラップに配される金具。形状を変化させる機能性を兼ねる | アンティゴナ ソフト |
| モノグラム・パドロック | ウィリアムズ期に追加。パリの「愛の南京錠」から着想した装飾的金具 | アンティゴナ ソフト(ウィリアムズ期以降) |
ジバンシィのバッグはすべてイタリア生産。LVMHグループ準拠の品質管理体制のもと、レザーの選定からハードウェアの仕上げまで一貫した基準で製造されています。アンティゴナの台形シルエットは、男性的なシャープさと女性的な丸みのバランスをティッシが意図したもので、ペンタゴン型パッチや太めのジッパーといったディテールにその設計思想が表れています。アンティゴナ ソフトでは、構築的だったオリジナルからスラウチー(柔らかく崩れた)シルエットへと進化し、サイドストラップで形状を変えられる機能性が加わりました。
ジバンシィのバッグは、刻印やシリアルコード、ステッチの精度など複数のディテールを総合的に確認することで真贋を判定します。主なチェックポイントは以下。
近年は精巧なコピーが流通しており、目視のみでの判定が難しいケースが増えています。特にティッシ期のパンドラ/ナイチンゲール/アンティゴナはコピーが多く出回るため、複数のディテールを総合的に見るとともに、機械鑑定を併用することが現場では一般的です。
ジバンシィは、ティッシ期のアイコンバッグを中心に「Old Givenchy(オールド・ジバンシィ)」として再評価が進んでいるブランドです。現行ラインのアンティゴナと、廃番・準廃番のパンドラ/ナイチンゲールでは、相場の動き方が大きく異なります。
ジバンシィのリセール市場は、ティッシ期作品の文化的再評価という追い風と、現行ライン(アンティゴナ/アンティゴナ ソフト)の継続的な人気の両輪で動いています。サラ・バートン期の新作の評価次第で、今後ブランド全体の中古相場が再評価される可能性もあります。エルメスやシャネルのような定価超えのプレミア化までは至っていないものの、「定価より手頃にハイブランドのIt-bagを所有できる」というポジションで、中古市場における存在感は安定しています。Y2Kリバイバルの流れで2010年代前半のIt-bagが再注目されている近年は、特にパンドラ・ナイチンゲールのような「Old Givenchy」モデルへの需要が高まっています。
売り時の観点では、新クリエイティブディレクター就任直後のメディア露出期に旧モデルへの注目が一時的に高まる傾向があり、ブランド全体の話題性が上がるタイミングは中古相場にも追い風となります。サラ・バートン期の評価が定着するまでは、現行ラインを含めた相場が動きやすいフェーズと位置付けられます。
clebagでは、世界的に採用されているAI鑑定システム(鑑定精度99.86%)と、ハイブランド鑑定に精通した専門鑑定士を併用した真贋鑑定体制を構築しています。すべての出品について、LVMH準拠のシリアルコード、メイド・イン・イタリーの刻印、ペンタゴン型パッチのデボス精度、ステッチと金具の仕上げなどジバンシィ特有の細部を重点的に確認。機械と人の目の両方で判定することで、目視のみでは見抜きにくい精巧な偽造品にも対応します。
ジバンシィは特にティッシ期のアンティゴナ・パンドラ・ナイチンゲールが偽造品の標的になりやすく、ペンタゴンパッチのデボス文字の太さ、シリアルコードの工場識別文字、内側ライニングのロゴテープ配置など、複数の判定ポイントを総合的に検証します。万が一鑑定不合格と判定された場合は全額返金を保証しているため、安心してお取引いただけます。
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